そうそうフランス映画祭行ってきたですよ。
第4回から毎回行ってて今回が第12回だから9回目か・・・。さすがに回を追うにつれ巨大なイベントになってしまって行きづらくはなっているんですがもはや恒例のイベントと化しているので半ば義務的に馳せ参じてきました。しかし観客の盛り上がりに反比例して向こうから来る面子は年々パッとしなくなってる感がしますなー。今年はエマニュエル・ベアールが団長でまあ彼女はもちろん大御所なんですが、その他では有名どころの人も少なくさびしい感じです(ほんと詳しい人とかに言うと怒られるのかもしれませんが)。昔はジャック・ドワイヨン、ルー・ドワイヨン、シャルロット・ゲンズブールの三義兄姉妹?が揃ったりと非常に豪華な顔ぶれだったりしたものなんですが・・・。
で、映画。
「父と息子たち」
というもの。主演はフィリップ・ノワレ。ニュー・シネマ・パラダイスとかイル・ポスティーノの人。時間の都合で決めた映画だったので実はそんなに期待してなかった。仲の悪い息子達を仲直りさせようと息子と共に一週間の旅行に出る父親が主人公のヒューマンコメディ。内容については、去年なんて大外ししたし、随分前から最近のフランス映画はつまらない説が有力だったので大して期待してなかった。んだけどまぁ、今回はなかなか楽しかった。単純にほのぼのとした雰囲気でところどころに笑いどころがあって、安心して楽しめる感じだ。アメリカ的なラブの描き方が嫌いな人もこれは楽しめるなと。けどこれが向こうで大ヒットって、やっぱりもうヌーヴェルバーグって時代じゃないんだなーって思いますが、結局今のつまらないフランス映画はヌーヴェルバーグ崩れなものが多いのでそれに絶望するのも仕方ないのか。しかしなぜカナダはモントリオールの人間が揃ってフランス語を喋れるのかは極めて謎でした(笑)
で、夕食。
赤レンガは夜遅くになるとライトアップされる。
ひっそりと一部の入り口だけが開いていて一部の店だけがやっているという素敵な場所だった。
案の定終電逃して渋谷で呆然とする。
ま、開き直って山頭火でラーメン食いましたが。